個人投資家。長期的な視点で資産運用に取り組んでます。

ハイプサイクルと 株式投資

あつまろ
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あつまろ。個人投資家。長期的な視点で資産運用に取り組んでいます。 1)株式投資を中心とした資産運用 2)生活とお金

あつまろです。

ハイプ・サイクルはガートナー社が新技術(先進テクノロジー)と、それに対する世の中からの期待が時を経るにつれてどう変化していく様(過度の興奮や誇張、そして幻滅)を示していくかを表したものです。私はこの曲線をみながら、企業と期待によって値付けされる株価の変遷にも応用できるのじゃないかと思いました。個別企業をみていくと、過度な期待や幻滅していく様はありますし、それを乗り越えると安定期に移っていくのもそうです。今回はハイプ・サイクルを株式投資に応用できないかを考えていきます。

ハイプサイクルの期待値変遷in株式市場

ハイプ・サイクルその1

ハイプサイクルを株式市場における期待の変遷を意識しながら解釈していきます。

①黎明期 -新サービスや新製品など企業に対する関心が高まる時期です。上場前のメルカリなんてこんな状態かもしれません。まだ企業では赤字だったり利益が出ていなかったりするものの、成長期待から株価はPERなどの指標では計りにくいことが多い気がします。

②流行期 – 世間の注目が大きくなっていき、過度の興奮と非現実的な期待が生じていく時期。過剰期待のピークとも言える状況に向かっていきます。企業におけるバブルと表現できそうです。こういうときは業績もよく株価も大きく動きやすくなりがちです。しかし、どこかのタイミングで市場の期待予想を下回る失望が出た瞬間に、売り込まれることが多くなります。

③幻滅期 -過度な期待に応えられず急速に関心が失われいく時期。メディアからも取り上げられなくなっていきます。幻滅のくぼ地と言われており、このまま衰退していく企業も多くあるように思います。一発屋芸人のようなものですね。

④啓蒙期 – 社会的な話題に登らなくなりながらも実質的なユーザ(利用者)にむけて啓蒙の坂」を登りながら継続し、だんだんと安定した事業を築いていくフェーズです。

⑤安定期 – 社会に一定の地位をもって覚えられる、ある意味ポジションを確立した状態。それは小さなニッチポジションなのか、それとも主要なポジションとして認められるのかはその企業次第。また事業のポートフォリオによって、第二のハイプサイクルが生じるケースもあれば、時代にあわなくなって吸収・消滅していくケースもあります。


投資考①:見捨てられた、幻滅期に投資する

ハイプ・サイクルその2

流行期の「過剰期待のピーク」で反転したあとは、転げおちて株価が暴落することがあります。最近ではライザップ(2928)が買収戦略の失敗と判断されて、一気に投げ売りされました。ライザップの瀬戸社長への期待がずっと高かったのですが手のひらを返すようにバッシングの声も大きくなりました。また米エヌビディア(NVDA)はAI銘柄とも見られていて期待されていましたが将来見通しが下がった瞬間にここも暴落しました。まだこれらの企業は流行期を過ぎた企業ではありますが、このままどんどん下がって幻滅期に入る可能性があります。

しかし、ここは過度な期待値がとれてPERなどの指標も使いやすくなるシーンでもあります。本当に手堅いビジネスをやっている企業であれば失望のさなかで売り込まれすぎたところで投資していくのは手ではないかと思います。例えば、フェイスブック(FB)はここに入っている企業じゃないかと思います。個人情報流出という自社の課題、欧州の規制強化(GDPR)という規制の課題、さらにFacebook自体があきられてきているというユーザ心理の変遷という課題と三重苦で株式市場では幻滅フェーズに入っているように写ります。このまま落ちていくのか、それともビジネス自体は伸びていくのか、目が試されるシーンです。

投資考②:計算しやすい安定期に投資する

ハイプ・サイクルその4

既に企業としてのポジションを確立していると投資はしやすくなります。また成熟している企業であれば大きな投資も不要になり株主還元に積極的になり自社株買いや配当でキャッシュを還元してくれます。通信企業などは通信企業なんかはそういうカテゴリーに入ると思います。多角化で事業投資を行っていますが本業はキャッシュリッチで高還元になります。日本だとNTTやKDDI。アメリカだとAT&Tやベライゾンです。長期保有を考える投資家は、高配当などでここの企業を保有することも多いです。

投資考③:意外と投資が難しい啓蒙期

ハイプ・サイクルその3

失望されたあとに定着化していく啓蒙期の企業に投資するのは、投資をしていて難しいなと感じます。まだポジションを確立していないので先々が見通しにくいですし、期待できるポイントも失われています。でも、株価は期待が剥がれてPERなど指標値でも計算しやすいメリットもあります。メガネで一斉を風靡した後に業績を落としたJINS PCで有名なジンズ(3046)はこの時期の企業に見えます



自分が投資している企業は、どのフェーズの企業なのか

黎明期や流行期の企業に投資する方は保有期間が短く、啓蒙期から安定期に投資する方は保有期間が長い傾向にあると思います。どのフェーズであっても一長一短はあり、投資家として自分はどこを主戦場にしているのかを把握することは良いと思います。自分のやろうとしていることをハッキリ理解することが、ぶれずに自分のスタイルというか勝ちパターンを築いていけるようになると思います。
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あつまろ。個人投資家。長期的な視点で資産運用に取り組んでいます。 1)株式投資を中心とした資産運用 2)生活とお金

Comment

  1. Nobbu より:

    いつも楽しく拝見させていただいております。Nobbuと申します。
    ブログの場所更新されているの全然気づきませんでした。
    引き続き楽しみにさせていただいております。
    当方も弱小個人投資家としてブログ(nobbu.net)を開いております。もしよろしければ相互リンクをお願いできますでしょうか?
    よろしくお願いします。

    • あつまろ あつまろ より:

      Nobbuさん、コメントありがとうございます。

      はい、おねがいしますー。
      ただ、ちょっと相互リンクを載せるスペース自体の設定していないので、
      しばしお待ちいただけますか。

      他にもプロフとかも書こうと思ってるんですが、なかなか筆が遅く。

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